KINJU 山岸厚夫の漆器と暮らし道具
2009/02/26
吉祥寺の中道商店街をつらつらと歩いた外れのほうに、漆器と
暮らし道具を扱うお店ができました。
カフェや雑貨屋さん、ブティックなど、小さなお店が立ち並ぶ通りを、
あっちこっちと気の向くままに覗きつつ、ゆっくりと向かいましょう。
いつの間にか商店街が終わり、ぱあっと開けた緑の広場まで来たら
あと少し。蔦の絡まる古いマンションが見えてきます。
「あばさけたい」。自由な漆

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両手で包み込む、ころんとしたかたち。
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入り口にはまっ黒な柱が立っています。これも実は漆で塗られたもの。
その奥の小さな扉を開けて店内へ。柔らかな光が差し込んで、ちょっと懐かしいような、
心落ち着く空間です。
壁にはぐるりと手作りの木の棚が設けられ、漆器や陶器、カゴなどが静かに並んでいます。
ここは、漆作家・山岸厚夫さんの店「KINJU(きんじゅ)」です。
福井で制作されています。
山岸さんの作品は、都内の器屋やインテリアショップなどでもときどき見かけますが、
これだけ一堂に集まっているところはなく、ぐるりと見渡すと圧巻です。
シンプルなお碗はもちろん、大皿、お盆、酒器やスプーンなども並んでいます。
赤、黒の漆器に混ざって、白い陶の器やガラス器、民芸のかごや布小物
もあります。どれも漆器とよく馴染み、お互いを引き立てています。
二部屋に区切られており、今後はギャラリーとして企画展なども開催予定。
この店に込めた山岸さんの想いは「あばさけたい」。
福井の方言で「あばれたい」というような意味なのですが、
漆が持つ従来の概念を打ち破って、もっと大らかに自由に表現していきたいのだとか。
洗いざらしのジーンズのように、毎日気軽に使ってざぶざぶ洗い、
だんだんと味わい深くなっていく、丈夫で使いやすい漆器、というのが山岸さんの目指すところでもあります。
今まで漆における新しい分野を開拓し、様々なことにチャレンジしてきた山岸さん。
大手インテリアショップの漆器をプロデュースしたり、
海外の見本市や展示会に出品したり。ニューヨークでは個展も開催しています。
日本はおろか、世界各地へも出向いているため、
いつもどこにいるのか分からないくらいに多忙な山岸さんですが、
この店を活動拠点、表現の発信地として、
「今の山岸厚夫」を伝えていきたい、とのことでした。
大らかで親しみやすい、暮らしの道具

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漆が加わることで、より印象深いシーンに。
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山岸さんと一緒に、ディレクターとしてお店で扱うもののセレクトや
内装ディスプレイ、企画展などに携わっているのは、東京・二子玉川の器店・
KOHOROで店長も
務めていた恵藤文さん。
漆本来の美しさを引き立たせつつ、身近で親しみやすい雰囲気を
持てるような道具選びと内装を心がけました。
陶器は加賀の安斎新・安斎厚子さん、沖縄の金城有美子さんなど、
シンプルで使いやすい、白をベースとした器がメインです。
鍛鉄の成田理俊さん、ガラスの木下宝さん、木工の堀宏治さんの作品も並びます。
漆に添えることで、一層記憶に残るような風景を作り出す、魅力的な作品達です。
引用元
http://allabout.co.jp/living/zakka/closeup/CU20080403A/
特集リンク
[トランクルーム] http://www.quraz.com/
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